自分が座っている席に、人が話に来たら、どうする

若手の先生向けに「仕事のマナー」をテーマに教え方セミナーを開催しました。
その際、「職員室で自分が座っている席に、人が話に来たら、どうするのがマナーか」ということが話題にのぼりました。
皆さんはどうしていますか?

席に人が話に来たら、相手が立っているのですから、自分も立って話をします。
「あの渡辺先生、ちょっといいですか」と話しかけられたら、作業を一旦止めて、振り向いて立ち上がるのです。

ところが、けっこう平気で座ったまま、話をする人がいます。これは、若手の先生とは限らず、中堅の先生もいます。
自分より年上の先生が立っていても、席に座って話をするのです。

もし、これが上司である校長先生や教頭先生だったら、まず、すっと立つと思います。

いや、立たないですか。
だったら、尊敬する先生が話しかけてきたら、どうしますか。
立ちますよね。

だったら、同じように、

「座っていて、話しかけられたら、立って話す」

ことをマナーにした方がよいです。

もちろん、相手から「座ったままでいいですから」と言われたら、座ったままでよいのでしょうが。

ここらへんは、イメージとして、卒業式の来賓の挨拶を思い浮かべてもらうとわかりやすいと思います。

来賓の挨拶の時、卒業生は起立します。
そして、その挨拶の間、ずっと立って話を聞いています。来賓は立って話しているからです。

でも、来賓から「どうぞお座りください」と言われたら、座って話を聞いてもよいのです。
始めから、座って話を聞いてよいのではないのです。

話しかけられたときのマナー、細かいことかもしれませんが、あなたの様子を見ている人は見ています。