先生の名前と関連づけて、百人一首の札を覚えさせる

私は、五色百人一首協会の理事をやらせていただいています。
このごろは、かなり五色百人一首が普及してきて、多くの学級で子供達に五色百人一首をやっていただいています。
子供たちは五色百人一首大好きですので、本当にありがたいことだと思っています。

さて、
私は、五色百人一首の札を子供たちに覚えさせる時に、ヒントとして、名前を活用していました。
百人一首の覚え方はいろいろあるんですが、名前と関連させると、名前の不思議な磁力によって、記憶が確かになるようです。

まずは、先生の名前と有名人の名前との関連です。

先生の名前と関連させることは、五色百人一首協会名誉会長の向山洋一氏に学びました。

向山先生の学級の子ども達の得意札は何かというと、この札です。

このたびは ぬさもとりあえず たむけやま もみじのにしき かみのまにまに

もちろん、「たむけやま」を「向山」と詠むのです。

師尾喜代子氏の学級の得意札は、この札です。

もろともに あはれとおもへ やまざくら はなよりほかに しるひともなし

「もろ」ですものね。

もちろん、渡辺学級にも「地味に」ありました。

あさぼらけ ありあけのつきと みるまでに よしのさとに ふれるしらゆき

この「よしののさとに」を「よしおのさとに」と詠んだのです。
「先生の札とった人? きっと先生のように賢くなるぞ」なんて言っていました。

先生の名前だけでなく、有名人の名前との関連もあります。
それは、「嵐」と「春日」です。

嵐ふく みむろのやまの もみじばは たつたのかわの にしきなりけり
あまのはら ふりさけみれば 春日なる みかさのやまに いでしつきかも

もう、大人気です。みんな我先にと覚えていました。

ぜひ、こじつけでいいですから、先生の名前と関連付けた札を見つけて、子供たちに教えてください。
きっと、大人気になります。