楽しい「コップカラス」

毎年、夏休み、海老名市立有馬図書館において、読書感想文と科学遊びの講座を、サークルでやっています。
この科学遊び講座、子供たちの応募が殺到して抽選を行っているほどの人気講座なのです。

そこでやった人気ネタの「コップカラス」を紹介します。
元ネタは、「10歳までのかかくあそび」小森栄治 (学芸みらい社)です。

何が人気かというと、この「コップカラス」、小さな紙コップから思いがけない大きな音が出るのです。
「カーッ。」こんなに小さな紙コップから、あんなに大きな音が出るなんて、びっくりです。

音とは振動です。ですが、それは目で見ることができません。
自分で振動を作って、それを音に変換させるのが「コップカラス」です。
「振動させると音が出る」ことを体感できます。

ぜひ、音の原理の「振動」について、ぜひ触れてください。

(材料・用意するもの・準備)
・小さな紙コップ(90 ml程度)
・たこ糸(40センチ程度)
・つまようじ
・ペーパータオル(10センチ× 10センチ位に切っておきます。)
・カッター、ハサミ、水、クレヨン

(作り方)
1 紙コップの底の中央に、カッターで5ミリ程度の切れ目をつけます。
2 つまようじを使って、切れ目にたこ糸を通します。
3 たこ糸の端に、半分に折ったつまようじを結びます。
 これがけっこう難しいです。ぜひ、先生が手伝ってください。

(遊び方)
1 紙コップを片手で持ちます。
2 もう片方の手に濡れたペーパータオルを持ちます。
3 紙コップのすぐ下のところのタコ糸をペーパータオルで挟みます。
 たこ糸を挟むのです。
4 ペーパータオルを引っ張ります。
 これは先生が実際にやってみせてください。音を出さずに演示するのです。
 すぐ、そこら中から、「カーッ」と大きな鳴き声が響くと思います。
5 クレヨンでコップに絵を描いても楽しいです。

私はいちど、ペーパータオルを使わずに、自分の爪でやってみたことがありました。もちろん音は出ず、爪に溝ができました。痛々しかったです。 皆さんは、そんな失敗をせず、ペーパータオルに軽く水を含ませて引っ張ってみてください。

他にもたくさんのネタがあるので、ぜひ「10歳までのかかくあそび」(学芸みらい社)を手に入れることを勧めます。