意見文の基本形は「サンドイッチ」

私は、意見文の基本形として、結論・理由3つ・結論で書かせていました。
この意見文の基本形は、何年生でも変わりません。1年生でも6年生でも同じです。

教育トークライン11月号で、竹岡正和氏が、私と同じことを提唱しています。
そう、最初は簡単な意見文でよいのです。

竹岡氏は、「りんごとみかんではどちらがおいしいか」に対する意見を例としてあげています。

まず、

「りんごとみかんでは、りんご(みかん)がおいしい。」

と書かせます。
その上で、その理由を書かせるのです。

「まず、・・・だから」

そして、理由は一つだと説得力がないので、三つ書いていきます。

「さらに、・・・だから」
「その上、・・・だから」

そして、最後にも結論を書かせます。

「だから、りんご(みかん)の方がおいしい。」

この基本形は、接続詞を変えてもかわりません。
「まず、次に、そして」「第一に、第二に、第三に」ですね

竹岡氏は、この基本形のことを、こう説明しています。

「意見文は始めと終わりに結論を書きます。間に理由を三つ書きます。五つの文ででできます。これなら簡単です。サンドイッチでいうパンの部分が結論。間の具が理由です。結論で理由をサンドイッチするのです。」

子供にわかりやすい喩えだと思います。

教育トークライン11月号
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