レベルを選んで暗唱に挑戦

私のクラスの成功体験の重要なアイテムとして、「暗唱」がありました。
もちろん詩などの暗唱で、国語ですね。
しかし、教育トークライン11月号に、中学校の英語で暗唱の実践をしていることを、森田健雄氏が発表していました。
「英語でもできるんだ。きっと子供はも熱中したろうな」と想像しました。

森田氏のやり方は、まず、教材文を何度も音読します。
変化のある繰り返しで、何度も読ませることで、スラスラ読めるようにしていきます。
すらすら読めない子が、まだたくさんいるなら、暗唱なんて、とてもできるわけがありません。とにかくたくさん読みます。

その上で、1文だけ覚えさせるのです。

「一文なので、やんちゃ君がどんどん立ち上がり、合格していく。それを力強く褒めていく。」

私は、暗唱を始めたばかりで、まだ慣れていない頃は、詩の「題名」だけで、やっていました。
「私と小鳥とすずと」だけです。
これなら、どんな子でも合格します。

森田氏は、その上で、レベルを選んで暗唱に挑戦させています。
初級コースは3文程度。
上級コースは全文です。

このコース別のやり方、とてもよいやり方だと思います。
私はやったことがありませんが、きっとどの子も自分のレベルに合わせて挑戦し、熱中すると思います。

教育トークライン11月号
https://www.tiotoss.jp/products/list.php?category_id=29