「ドラキュラのくしゃみ」

ふと、午後のテレビをつけると衆議院予算委員会の国会中継をやっていて、質疑者は、あの「歯に衣着せぬ物言い」の維新の会 足立康史衆議院議員でした。 その足立議員が、質疑の冒頭、「ドラキュラのくしゃみ」なるものを予算委員会で紹介していたのです。

その「ドラキュラのくしゃみ」とは、せきやくしゃみをしたときに、「ひじ」でそのせきやくしゃみを押さえるというものです。

実は、日本人が一般に行っている、せきやくしゃみをした際に、手で口を押さえるやり方は、病原菌が手に伝染ってしまうのです。
その病原菌がついた手でドアノブをさわることで、どんどん広がっていくのですね。

欧米諸国では、小さい時から「手を使ってくしゃみや咳を押さえてはいけない」と教えられます。
そして、手ではなくて、ひじで押さえるのがよいとされるのです。

この「ひじ」で、せきやくしゃみをした口を押さえるポーズが、ドラキュラがマントで顔を隠す姿に似ていることから、

「Dracula Sneeze」(ドラキュラのくしゃみ)

と言うのだそうです。

さてさて、そんなドラキュラのくしゃみを紹介した足立議員は、予算委員会で「皆さん、やってみてください」と言ったのです。
そうしたら、多くの国会議員の皆さんが、ドラキュラのようにマントで顔を隠すポーズを真似して、非常に微笑ましい感じがしました。

私は、今度、せきやくしゃみが出そうになったら、やってみます。