対応と応対はどう違うのか

テレビを何気なく見ていたら、「林修のニッポンドリル」なる番組で、「対応と応対はどう違うのか」というクイズをやっていました。 私もよく知らなかったので、「うーん。なんだろう?」と考えこんでしまいました。

使い方として、「応対」は、
「電話で応対する」
「来客と応対しています」
「あの応対は良かった」
という使い方をします。

「対応」は、
「この案件に対応してください」
「事故に対応する」
「保護者対応」
「変化に対応できなかった」
という使い方をします。

使い方を考えていく際、「対応」の方が思い浮かびます。
また、「変化に応対」「事故に応対」という使い方はしません。
でも、「電話で対応する」という使い方もはしそうです。

すると、なんとなく使い分けがわかってきます。
キーとなるのは「人」です。

調べてみました。

結論はズバリ、「人」が相手に限定されるかどうかです。
「対応」と「応対」の違いは、相手が人に限定されるかどうかなのです。

「対応」は相手が人以外のときにも使われ、物事に対処していくことを表します。
一方、「応対」は人に対して受け答えをするときのみ使われる言葉なのです。

ですから、例えば、「対応」は「事故への対応」「問題点への対応」という使い方をしますが、「事故への応対」「問題点への応対」とは言いません。

では、「電話応対」と「電話対応」では、どう違うかのか。
「電話応対」は、電話をかけてきた相手に応じ、受け答えをすることです。
一方、「電話対応」は、相手の用件に対処することです。

これまでもなんとなく使い分けしていましたが、違いがわかってすっきりしました。