挙手だけに頼らない

これまで他の学校の研究授業を数多く見ていますが、教師の問いに、挙手して答えるのは、優等生や話の上手な子ばかりです。
多くの子は黙っていて、手も挙げないし、じっと下を向いたままなのです。
こうして1時間、何も話さずに授業が終わってしまいます。

こんな授業を見て、すごく残念な気持ちになった事が何度もありました。

結局、挙手だけに頼るとそのような、優等生中心の授業になってしまうのです。
そのような偏りは、起こるべくして起こっています。

ということは、挙手だけに頼ってはいけないということです。
私は、挙手による発言だけでなく、機械的な列指名もかなりの頻度で行っていました。
ざっと、1日に2回くらいはやったと思います。
この方法だと、全員にまんべんなく当たります。
もちろん、音読か、簡単な問題か、全員が答えをもっているのを確かめた問題かのときです。
これなら、勉強が苦手な子でも発言することができます。

また、答えを書いたらノートを持って来させますね。そのときに、ノートを見ておくことで、あまり手を上げない子を、手をあげていないのに指名することもあリました。 その子は、「えっ。」とちょっとびっくりしますが、みんな発言しましたよ。

ぜひ、いろいろ試してください。