当番活動をチェックする方法

「教師の基礎基本技術」12回セミナーを次のように行い、おかげさまで第1期の先生方の受講が終了しました。

○授業の原則・教態
1 授業の原則1 (教育の意味、趣意説明、激励の原則)
2 授業の原則2 (授業の原則の構造、全員の原則)
3 授業の原則3 (簡明、確認、細分化、一時一事の原則)
4 教態(視線、声、表情等)
○学級経営の基礎基本技術
5 学級経営で目指すもの・掃除・給食当番
6 当番活動・係活動
7 休み時間・朝の会帰りの会
8 宿題・学級目標・学級通信
9 イベント・行事
10 問題行動への対応
○その他の基礎基本技術
11 教室環境・研究授業
12 評価・キャリア

すでに、第2期の先生方の講座をやっていて、先日、当番活動・係活動の回を行いました。
その中で、当番活動のチェックの仕方についても、レクチャーしました。

当番活動(一人一役)で、毎日の仕事をした後に、やったことを確認するにはどうしたらよいか。

それには、名前のマグネットを使って、朝、左側に全員の名前マグネットがあって、仕事が終わったら右側に動かすというような仕組みがあります。 私は、教室の前のドアのところに掲示してやったことがあります。必ず通り、パッと目につくのでそこにしました。

でも、毎日やる当番ばかりでなく、一週間に1回の当番もあったり、二日に一回の当番もあってバラバラで、私にとっては、煩雑なものでした。

また、ある先生は、週に1回、帰りの会で、一人ずつ言わせて確認すると言っていました。
なるほどと思いましたが、どうも私にはなじまない気がしました。

結局、アバウトにするのが一番よいと観念しました。
当番をやった子を見たら「ありがとう、今日も頑張ってるね」と言って褒め、まだやっていないのがわかったら「そろそろ窓を開けてくれるね。窓当番さん、よろしく、ありがとう。」と言って、それで、うまく回っていました。

やったことに気づく先生、まだやっていないことをやさしく促す先生になるのが1番の方法だと思います。