子供との接触回数や時間を多くすることで、教師と子供の関係が良くなっていく

学級がうまくいくためには、次の二つの関係が良好でなくてはいけません。

一つ目は、教師と子どもの関係です。
二つ目は、子供同士の関係です。

これは、どっちを先に良くしていくかと言うと、もちろん、教師と子どもの関係です。

では、どうやれば教師と子どもの関係が良くなるのでしょうか?
NPO 法人が主催する「秋の教え方セミナー」において、高橋優氏は、このように言っています。

「?どもを理解するには、?どもと接する時間を多くすれば良い。さらにいうと、??ひとりと接する時間を多くとるのだ。
1対1で話す時間があればあるほど、その?を理解し、信頼関係を気づくことができるだろ
う。」

子供との接触回数や時間を多くすることで、教師と子供の関係が良くなっていくのです。
近所付き合いと同じで、ご近所さん同士たくさん話していけば、より仲良く親しくなっていけます。
ただ、そんな当たり前のことが、それがなかなかできないのです。

そこで、高橋氏は、次のような手だてをとります。

・1日1回先生と握手する
・給食時間や昼休みやなど3分ほど面談の時間をとる(1日3人程度)
・朝、一人ひとりとあいさつする

これらを、「仕組み」として必ずできるように、日課に組みこむのです。
そうすることで、もれなく全員と接触回数や時間を確保することができます。

ぜひ、一日一回その子と話をする仕組みを取り入れてみてください。