「自己申告、あだ名制度」

子供が親しみを込めて友だちを呼ぶ時に使っていた「あだ名」が、学校から消えつつあるという記事を、ウェブで見つけました。
いじめ防止の観点からだそうですが、そもそも関係ないのではないかと、私は思っています。

さて、
確かに、この頃は、名字に「さん」をつけて呼びます。
でも、すべての場面で「さん」では、なんとも型苦しくてなりません。

一方、校則であだ名が禁止する学校があると聞くと、嫌なあだ名をやめればよいだけなのに、ダメダメ校則にうんざりします。

実は、私は「自己申告、あだ名制度」をクラスで実施していました。
それは、子供同士が、お互いを呼び捨てにしていたことと、嫌なあだ名をつけられて、秘かに悲しい思いをしている子がいたことを、なんとかしたいと思ったからでした。

それは、まず、
・呼び捨てをやめる
ことをクラスのルールとするとともに、
・呼ばれて嫌なあだ名をなくす
こともルールとしました。

嫌なあだ名は、やはり嫌なのです。
でも、呼ばれてよいあだ名ってあります。
親しみやすいあだ名です。

ですから、
・自分でそう呼んでもらいたいあだ名
を、それぞれの子が「自己申告」でつけたのです。

よく、家で呼ばれていたり、仲のよい友達の中で呼ばれているあだ名がありますね。
そんなあだ名を中心に「自己申告」してもらったのです。

自己申告なら、安心して呼んでもらえます。

ちなみに、私は「よっちゃん」先生でした。