「脳の進化から探るうつ病の起源」では、ヒトがうつ病になる原因が、進化にしたがって積み重なってきました。
まず、「天敵」。
そして、「孤独」、「記憶」。
ついで、「言葉」が積み重なりました。
この「言葉」は、「記憶」の共有財産化といってよいです。
「言葉」が、ヒトに必要になったのは、危険な目にあったことを共有財産化することで、生き延びることができるからです。
例えば、誰かが、泉のそばで、突然、ライオンなどの猛獣に襲われたとします。
そのヒトは、幸いにも、命からがら逃げることができました。
もし、「言葉」があれば、その猛獣に襲われた「恐怖」を伝えることができます。
そうすれば、泉で水を飲む際に注意を払います。誰かを見張りにつけることもできます。
このように「言葉」は、「記憶」をシェアし、生存にとって有効なものとなるのです。
しかし、その「言葉」によって「恐怖」がシェアされ、そんな体験をしていないのに、強烈な体験として受け取られたら、過剰なストレスになります。
それが、うつ病の原因になるわけです。
さて、
この「言葉」は、現在だったら、「情報」と言い換えられると思います。
過剰なストレスを感じるのなら、その情報を遮断するのが手っ取り早い快方の手段です。
職場だったら、悪い噂や悪口ですね。
そんな言葉が聞こえてきたら、速やかにその場を立ち去りましょう。