流れ星にお願いする

東アフリカのルオ族の伝統楽器 “ニャティティ”の世界初の女性演奏家であるアニャンゴさん(出生名 向山恵理子)は、著書「夢をつかむ法則」の中で、こんな印象的な言葉を言っています。

恋い焦がれるような憧れを持て!

流れ星にお願いすると、願いごと事がかなうっていうでしょう。
でも、流れ星って一瞬じゃない?
その一瞬を逃さず願いごとをするためには、そのことをずっとずっと、ず〜っと考えていなければ、できない。
・・・って、子供の時に、父に教えてもらった。

夢をつかむ第一歩は、「あのような素敵な人になりたい」「自分がこうなりたい」という憧れを持つこと。
できれば、恋い焦がれるような、24時間ずっとそのことだけを考えているような、そんな強烈な憧れがいい。
「夢をつかむ法則」 向山恵理子

白樺湖畔で、流れ星を見て「オーッ」と声を上げながら、ずっとこの言葉のことを考えていました。
しかし、あの短くてピョイ、長くてシューという流れ星に願いごとを言うのは無理です。
「この恋がかないますように」の「この」を早口で言えるか言えないかくらいの時間しかありません。

そこで、私は考えました。
流れ星が流れたときに思わず言っている「オーッ」という言葉を、他の言葉に置き換えるのです。
それは「ミーッ」です。
もちろん「ミーッ」とは、願いごとを略したものです。

けっこういい作戦だと思ったのですが、いやいや、なかなか思うようにはなりません。

流れ星が流れるのを待ち構えているのですが、いつも「不意に」「思いがけない方角に」出現します。
こちらは反応できず、驚いて「オーッ」という言葉を発してしまいます。

驚いてしまってはダメです。
もう、私はシューティングゲームのように流れ星を待ち構えました。

そして、ついに流れ星に向かって「ミーッ」と発することができました。

実は、
「ミーッ」とは「みんなががんばっている様子を、神様ぜひ見ていてください」という願いごとの略でした。
がんばっているみんな、読者の皆さんの分も願いました。

アニャンゴ wikipedia
http://supervisor-ex.com/L90494/b100/12301