T2の立ち位置は、教室前方とする

算数の授業で、 TT 授業を経験したことがあるでしょうか。
そのTT授業ては、担任の先生だったら、T1になることがほとんどだと思いますが、T2の先生の立ち位置はどこなのでしょうか。

私が、これまでTTの授業を参観してもらった時、T2の立ち位置は、ほとんどの場合、教室後方でした。
言ってみれば「授業参観と同じ」です。

しかし、後方にいると、子供の様子がわかりません。子供の表情や鉛筆の動き方もわからないのです。
ということは、T2の大切な役割である「困っている子」「できていない子」へのケアが、できない・遅れることになります。

この事を、教育トークライン11月号で門馬政博氏が書いています。

「定位置を(前に)変えたことで、早く終わった子や遅れ気味の子が、私に目線を送ってくるようになった。すぐに動けるようになったのである。」… 続きを読む

日記指導の初期には、書き出しを学校で書いておく

作文力以外に、日記に必要な力について、考えたことがありますか。
私は、考えたことがなかったので、教育トークライン11月号で、小野隆行氏が「最低限4つある」と指摘したことに、目を見開かれる思いでした。

小野隆行氏が指摘した日記に必要な力とは、

・記憶の保持能力
・時系列どおりに組み立てる力
・要約能力
・文章を構成する力(作文)

です。

私は、そもそも「記憶」の力が足りない子、「時系列どおりに組み立てる」力が足りない子がいるという発想がありませんでした。

この日記に必要な力を補うために、小野隆行氏は、いくつか手だてを紹介しています。… 続きを読む

ADHD(注意欠如・多動症の子)、ASD(自閉スペクトラム症の子)への支援

発達障害の3分類はご存じですね。
・ADHD(注意欠如・多動症の子)
・LD(学習障害の子)
・ASD(自閉スペクトラム症の子)

それぞれの特性に応じた支援があります。

安原こどもクリニック院長の安原昭博氏が教育トークライン11月号に、その支援の基本方針を書いています。
参考になると思いますので、ADHDとASDについて、紹介します

ADHDの子供への支援
「ADHDの子さんは最終的に自尊心を保たないといけないので、褒めること、認めること、「こんなミスは当たり前なんだ」という寛大な精神でミスを受け止めることが大事です。」

確かに、ADHDの子は、お調子者で明るいので、どんどんおだてて?乗せていくことが大切だと思います。… 続きを読む