「ナカムラ」「オガタサダコ」

アフガニスタンで亡くなった中村氏を偲んで、こんなニュースが流れました。

「アフガニスタンの首都カブールに、「ナカムラ」と名付けられた男児がいる。殺害された民間活動団体(NGO)「ペシャワール会」現地代表の医師・中村哲さん(当時73歳)の思いを継ごうと、家族が命名した。読売新聞の電話取材に、父親は「国の発展に尽くす人に育ってもらいたい」と語る。」 読売新聞オンライン
http://em-tr270.com/L90494/b300/18071

海外では、尊敬する人物の名前を、生まれてきた子供につける習慣があるのです。
それだけ中村哲さんが現地の人々に尊敬されていたということだと思います。

この記事は次のように、終わっています。
「ナカムラちゃんは、カブールでホテルを経営するサミウラさん(39)の次男だ。(中略)サミウラさんは「大人になったら、私のナカムラにも事業に携わってほしい。そして、中村医師の遺志を継いでほしい」と幼子に期待をかけている。」

中村さんは、用水路整備などに命がけで関わってきたのです。

私は、この話を聞いて、思い出した人物がいます。
それは、緒方貞子さんです。

緒方さんは、日本人初の国連難民高等弁務官として、世界の紛争地に赴き、難民の支援に取り組み続けました。

その難民支援を行ったルワンダには、「オガタサダコ」と名付けられた子どもたちがたくさんいます。女性だけでなく男性も「オガタサダコ」なのですが。 それは、中村さんと同じく、緒方さんも、現地の人々に大変尊敬されていたからです。

こんな名前のエピソードを、海外で力を尽くす日本人がいることを示すエピソードとして、子供たちに語ってほしいです。