週一回、3ヶ月に渡る「教師の基礎基本技術」連続セミナーの第二期が始まりました。
その第1回のテーマは、「勉強する意味、趣意説明の原則・激励の原則」でした。
その第1回のセミナー後、参加者から、「褒めると励ますの違いがはっきりしなくて、ぼやぼやしている」と質問が出されました。
確かに、私たちが境界線を曖昧にしたまま、ごっちゃに使っているところがあります。
少し考えてみました。
私たち教師は、指導する立場に慣れていますので、あまり意識しないのですが、褒めることは上からの立場からの物言いなのです。
こちらが教えて期待していることに対して応えてくれた時に、褒めるという行為が一般的に行われます。
一方、励ますということは、上からの立場の物言いではなく、同等の立場からの物言いになります。
共感に近いでしょうか。
また、先に述べたように、褒めることはよい結果にフォーカスする事が多いです。… 続きを読む