「公事と私事は、公を優先しよう」で気をつけること

昨日、メルマガで話題にした山本東矢氏の「人付き合いのマナー」の14番目の項目について、私なりの付け加えをします。

その項目は、

14公事(おおやけごと)と私事(わたくしごと)は、公(おおやいこと)を優先しよう

です。
実は、山本東矢氏の「人付き合いのマナー」のそれぞれの項目には、留意点というか強調点といういうか、例示というか、若干の説明が付与されているのです。

この14番目の項目には、次のような説明が付与されています。

「みんなで何かをするときに自分がやることが重なった時は、みんなでやることを優先しよう。例えば帰りの挨拶をする時に、帰る用意ができていなくても先に挨拶をしましょう。友達を待たせません。自分よりみんな。」

この説明自体は、そうだなあと思えることです。

ただ、気をつけてほしいのは、帰る用意ができていない子が「ちょっと待って」と言える寛容な空気もクラスに必要だということです。
それは、その子が特別支援が必要な子で、がんばっても速くできない、自分の意志とは関係なく遅くなってしまうタイプの子であったら、そんな寛容な空気が特にクラスに必要だと私は考えています。

あくまで、この14番目のマナーは、子供を急がせる理由づけなのだと捉えてよいのだと思います。