今日もまた、マシュマロテストについてです。
実は、この有名なマシュマロテストは間違いだったということが言われています。
この間違いというのは、嘘というのではなく、我慢強さと学校の成績との因果ではなく、他の要因との因果関係の方が強いというのです。
実は、
マシュマロテストを再現したテストをしたところ、マシュマロを我慢できた子は、成長してから学校の成績が良かったところまでは、本来のマシュマロテストと同じだったのです。
しかし、そこに、
・両親の教育レベル
・経済状況
の要因を考慮して分析すると、
「金持ちで学歴の高い両親の元に育った子どもほど、マシュマロを我慢できた」
という結果が出たのです。
だとしたら、
「マシュマロテストの追跡調査の結果は、家庭環境が影響していた」
ということも考えられますね。
そもそも、経済的に余裕がある家庭の子は、家に帰ればマシュマロをすぐに食べられるでしょう。
だったら、我慢しやすくなります。
逆に、経済的に余裕がなく、加えて、保護者が信用できない家庭の子は、今食べなければ後で食べらないかもしれないと思うものです。 だったら、我慢せず、すぐにマシュマロを食べるでしょう。
このように、マシュマロテストは経済状況を加味しなくてはならないテストなのです。
ですが、マシュマロテストとは関係なく、自制心といった非認知能力の大切さは変わりません。
ぜひ、この非認知能力についても、教室で育めるよう考慮していってほしいです。