「0.5秒で褒める」

褒めることの大切さはわかっているけど、いったいどのタイミングで褒めたらよいのでしょうか。

(この問いは、この「褒めること」は「好子」の一つだと考えると、「行動の後、どのタイミングで「好子」を提示すれば、最も効果的なのか」という問いになります。)

これは、より具体的にすると、こんな問いになります。

「子供が、発言するとか、ノートに自分の考えを書くとか、良い方向への行動を起こしたとき、何秒後に褒めたらよいですか。」

まさか、1分後というわけにはいきませんね。
それでは遅すぎます。

では、5秒後くらいでしょうか。

いやいや、これでも遅いのです。

行動分析による療育の本には、

「0.5秒で褒める」

と書かれているそうです。

これって、0秒と言ってもよいでしょうし、直後と言ってもよいです。

とにかく、

「よい行動を発見したらすぐ褒める」

ことが一番効果的なのです。

ですが、この「すぐ褒める」ためには、

「条件反射のように褒める」

ことができなくてはいけません。
考えている暇はありません。

結局、

「褒めることが習慣になっている」

人だけが、「条件反射のように褒める」ことができるのです。