犬猫にマイクロチップ装着義務付けの背景

昨日、6/1に動物愛護法が改正され、犬猫へのマイクロチップ装着が義務付けられることを話題にしました。
そもそも、この改正の背景はどのようなことなのでしょうか。

2020年、新たにペットとして飼われ始めた犬・猫は約94万匹いました。
しかし、そんなペットの迷子や飼育放棄は、2019年度には、約8万5000匹もいました。
そして、そのうち「殺処分」されたペットは、約3万匹もいるのです。

今回のマイクロチップ装着の義務化は、飼い主とはぐれた迷い犬や迷い猫の問題の解消だけでなく、安易な遺棄を防ぐためなのです。

「あっ、かわいい!」と子猫の時に飼って、成長して大きくなったら可愛くなくなったから捨てる。

「糞の始末が大変!」飼ってみたら、予想以上に世話やしつけがめんどくさいので捨てる。

「もう、この猫飽きた!」他の動物を飼いたいので、捨てる。

「こんなに治療にお金がかかるの?」病気になってしまい、治療費が高くつくので捨てる。

ペットショップで可愛い子犬や子猫を見て衝動的に飼ってしまった結果がこれです。

こんな人間の身勝手を抑制することもねらって、マイクロチップ装着の義務化が行われるのです。

最後まで責任を負うのは、飼い主の責務ですね。

そんな「飼い主の責務」を学ぶ、ミニミニ版?が生き物係だと思います。