なんでも先回りして言ってしまうお母さん

8月に入って、教育サークルの仲間と海老名市の図書館で、読書感想文と理科実験の講座を開きました。
その読書感想文講座では、その年の課題図書を使って指導をしていて、もちろん、講座の前に、課題図書はできる限り読んでおくようにしています。

今年の課題図書のお勧めは、「みんなのためいき図鑑」(村上しいこ作)なる物語です。この物語は私のお気に入りです。

さて、その物語の中に、保健室登校をしている「加世堂さん」と加世堂さんのお母さんが、主人公の嵐太くんの家を訪ねてきた場面があって、そこでは、なんでも先回りして言ってしまうお母さんが、加世堂さんの心を蝕んでいることが描かれています。

こんな描写です。

おかあちゃんが、 加世堂さんに話しかけた。ちょっとてれる。
加世堂さんが、なにかこたえようとした、そのときだ。
「嵐太くん、モンブランがすきだってきいたから、買ってきたの。(中略)ほら、ゆら、おわたししなきゃ。さっきの絵」
加世堂さんのおかあさんが、一気にしゃべる。… 続きを読む

「他の人を頼る」ことは、よりよく生きるための極意?

発達障害の子が一人で生きていくために大事なことは何か。
信州大学医学部の本田秀夫氏が、そんな究極の問いに答えていて、その答えは発達障害の子だけでなく、私達すべてに当てはまるのではないかと、私は考えたのです。

本田氏が答えた、一人で生きていくために大事なこと。それは、

1 自分の能力を判断する力  
2 他人に相談する力

でした。

自立とは、一人ですべてやるのではありません。
自分のできること・できないことを判断して、できることは自分でやり、一方、できないことは他人に頼って相談して助けてもらうことなのです。… 続きを読む

「いかにたくさんの人に頼れるか」

昨日、発達障害の子が一人で生きていくために大事なことは何かに、信州大学医学部の本田秀夫氏が答えていることを話題にしました。

一人で生きていくために大事なこと。それは、

1 自分の能力を判断する力  
2 他人に相談する力

でした。

本田氏は、「自立」について、このようにも言っているのです。

「障害のある人たちにとっての自立とは、一人でなんでもやることではなくて、「いかにたくさんの人に頼れるか」ということ」

ですから、「頼る」「相談する」素地を、作っていかなくてはなりません。… 続きを読む