教室にドライバーを常備する

私は、担任をしている時、教室にドライバーを常備していました。
これは、何に使うかというと、コンパスのねじのゆるみを締めてなおすためです。

子供達が扱うコンパスのねじがゆるゆるだと、円を描く際に、ふにょっと描いている円がいびつになることがあります。

ですから、私はコンパスのネジを、ドライバーを使ってギュッと締めていました。
固いなあと思えるぐらいのネジの締め方で、コンパスはしっかりしとした円を描くことができます。

コンパスのねじが緩くなったら、どんなタイミングでも私のところににやってきてよいと子供達に伝えておきます。
ですから、授業中、三々五々、「先生、コンパスがゆるくなりました。ギュッと締めてください」と子供達がやってきたものでした。

教育トークライン2023年2月号でも、村野聡氏がドライバーを使って、コンパスのねじを締めることを書いています。
https://em-tr271.com/L90494/b300/119661

ただ、村野氏は、そのドライバー(精密ドライバー)を使って、子供たちのメガネのレンズが外れた際に、修理もやっていたと言うのです。

なるほど。
私はやった覚えがないなあ。

ぜひ、ドライバーを教室に常備しておきましょう。

PS
とにかく、このようなことを保護者に伝えていかないと、教師の配慮とかきめ細かさとかのイメージがわかってもらえないと思います。 ただ教えるだけではないのです。

こういうことも、折にふれて、保護者に伝えていってほしいです。