「めくりフリップ」を使ってますか

テレビの情報番組で、いつの間にか使われ、すっかりおなじみになったプレゼンツールに「めくりフリップ」があります。
でも、テレビ以外で使われているのを見たことがありません。
もちろん、学校における授業研究会でも見たことがないです。

「めくりフリップ」とは、テレビのコンメテーターが解説しながら、1枚ずつめくって、その下に書かれた説明を見せていく、あの説明ボードのことです。

だいたい、ベスト3のようなものを紹介するとき使ったりします。
まず、第3位の上に貼ってある紙をめくって、答を見せます。
次に、第2位をめくります。
・・・。

そうやって、じわじわと情報を見せていくと、視聴者の興味・関心を引きつけ続けることができ、番組をそのまま見てもらえるのです。

「めくりフリップ」は、… 続きを読む

教師の技術が評価をつくり出してしまう

先日、通知表に関する原稿を書かせていただきました。
そこで、

教師の技術が評価をつくり出してしまう

ことをあらためて考えました。

例えば事例として、私が苦手な音楽の場合で話しましょう。

1年生の音楽で、鍵盤ハーモニカを学習するときの導入です。

A先生の導入
鍵盤ハーモニカの使い方、しまい方、注意点などを説明をして、そして公共物や楽器の管理ということを、まず徹底して教えました。

B先生の導入
まず、鍵盤ハーモニカを演奏をして、音色のすばらしさを聴かせました。… 続きを読む

指示を「疑問形」で伝えてはいけない

今日の話題も、向山洋一氏から「わかりやすい話し方」を学びます。

向山氏は、指示を出すときには、明晰な言葉ですぱっと伝えべきだと言います。
そして、指示を「疑問形」で伝えることを痛烈に批判しているのです。

例えばこんな言い方です。

「今日は早く帰ったほうがいいんじゃないかな」

これは、教師としては「早く帰ってほしい」ということなのですが、聞いてる方はどうしたらよいのか迷います。

これは「遅くてもかまわわない」ということか、それとも「早くしなければいけない」のか迷うのです。
また、早くすればよいと言うのですが、「少し早くすればいいのか」「3分早くすればいいのか」「1分以内なのか」、考えだしたらキリがありません。

でも、このような「疑問形」で指示をする教師は意外とたくさんいます。

なぜ、「疑問形」で指示をするのでしょうか。… 続きを読む