「麻婆豆腐」「青椒肉絲」の名前の由来

昨日は、「回鍋肉」(ホイコーロー)という名前の由来について、紹介しました。
でも、「回鍋肉」以外にも、「?」という中華料理がありますよね。

まず、「麻婆豆腐」(マーボードウフ)です。
この「麻婆」(マーボー)というのが、「?」です。

麻婆とは、あばた顔(麻)のおばあさん(婆)という意味で、この麻婆豆腐を考案したおばあさんにちなんで名付けられたと言います。 四川省のあるあばた顔のおばあさんが作ったことから、中国一般へ広がったのでした。

ですから、「麻婆」というのは、材料の挽肉、赤唐辛子、花椒、豆板醤とは全く関係ないのです。
それにしても、まさか、おばあさんの容姿が料理名とは、考えもつきませんね。

次に、「青椒肉絲」(チンジャオロース)です。
これは、「回鍋肉」や「麻婆豆腐」と違って、わかりやすいです。… 続きを読む

「回鍋肉」という名前の由来

このメルマガは、主な読者を教師・子供向けの指導者としていますが、時折、教室とは関係なさそうな話題の時もあり、その旨を読者からの感想としていただくことがあります。

確かに、子供を目の前にしてすぐ役に立つ話題ではないとは思いますが、時折、子供に話したり同僚に話したり、何より、皆さんの興味・学習欲を満たしてもらえばよいと考えています。 また、仕事をしての人生、生きていく上での知恵も、皆さん同様私も大いに興味がありますので、そんな話題もこれからも送っていきたいと考えています。

そんな私が気になることに「言葉」があります。ついつい引っかかってしまうのです。
先日も、通っている料理教室で引っかかりました。

それは、「回鍋肉」という名称です。
中華料理には、日本料理とは異なるテイストの名前がついています。
普段は、「ホイコーロー」のようにカタカナで使っているのですが、不意に「漢字」表記になると、なんでだろう?という思いがふっと頭をよぎるのでした。

料理教室の先生が、そんな私の疑問に答えてくれました。
回鍋肉とは、「肉を鍋の中でグルグルと回転させて作る料理」ではありませんでした。… 続きを読む

ツバメが巣をかける家は縁起が良い

「ツバメが巣をかける家は縁起が良い、幸せになれる」と、昔からの言い伝えがあると、昨日紹介しました。
実は、この言い伝えには、ツバメの習性が関係しているのです。

ツバメは巣作りをする場所を、人目につかないこっそりした場所でなく、人目につくにぎやかな場所にしています。
普通の鳥は、ねらわれないように、隠れるように人目につかない場所を選ぶのですが、ツバメは違うのです。

それは、卵やひなをねらうカラスやヘビなどの天敵が近寄らない、人の多いにぎやかな場所です。
いわば、人に守ってもらう、人をボディガード扱いしているのです。

そのため、ツバメは人家や商店の軒先、駅やショッピングセンターなど、人が絶えず出入りする場所を選んで巣を作ります。
学校の玄関もそうですね。

でも、その家の人が巣を壊す人だったら困ります。
ですから、巣を壊さないやさしい人の家を選んでいるのだと考えられます。… 続きを読む